2024年4月 パークハイアットニューヨーク・チャットワル・W香港 宿泊記

香港経由でシカゴに来て、それからニューヨークのセントレジスに滞在。そのあとのホテルについてもそれぞれが個性的な魅力を輝かせいていたのでじっくり振り返ってみたい…のですが、なかなか十分に執筆の時間を取ることができないまま、気づいたらもう滞在から2ヶ月弱の時間が経過していました。改めて時間の経つ早さを感じずにはいられません。この前あのひとに会ったな…と思ったら、その「この前」がすでに2年も前だったとい […]

2024年パークハイアット東京宿泊記〜改装前最終日の夜と朝

このホテルはひとつの美しい夢であり続けてきました。 パークハイアット東京…日本のラグジュアリーのあり形を変え、開業当時から基本的な雰囲気をほとんど変えずに30年間も最高峰のひとつであり続けた伝説的なホテルです。2024年5月7日。この日のチェックアウトをもって全館休館となり、およそ1年半の改装に入ることとなりました。 改装といえば、前向きな進化への期待として受け止めて、たいていの場合は好意的に捉え […]

2024年セントレジスニューヨーク宿泊記

人類初の大西洋横断飛行を完遂したチャールズ・リンドバーグがニューヨークを飛び立ったのは1927年のこと。それから100年までわずかに満たない2024年に私はこの世界の首都といえる大都会にシカゴからのフライトを終えて降り立ちました。すっかり大衆化された飛行機。米国を代表するキャリアの運用するブラジル製のエンブラエル機のファーストクラスで、CAからたくさんすすめてもらったスナック菓子を頬張りながら。J […]

2024年パークハイアットシカゴ宿泊記〜元祖パークハイアットの魅力に触れる

東京を代表する外資系ラグジュアリーホテルのひとつと言っていいパークハイアット東京。2024年の5月をもって一時的に改装のための休館となるわけですが、同ホテルも開業からちょうど30年。このホテルについても語りたいことがたくさんありますが、ここではひとこと、それはひとつの完成形であったと言える、ということに留めておきましょう。完成形ということはプロトタイプがある。いつかそこに行く機会を私はずっと待って […]

2024年1月〜3月のホテルステイを振り返る

明日から少し遠出をすることになっていて、いま旅の準備をひととおり終えたところです。しばしば誤解されるのですが、私は海外旅行が好きではないのです。ホテルステイはものすごく好きですが、主に仕事の都合でひとりで旅をすることになり、しかも交通網や現地の情報の下調べから、リスク管理から、語学的な不自由性や日本と比べた場合の利便性の低下など色々な想定に対処するのが面倒で、できれば行きたくないと思ってしまう。そ […]

2023年のホテルステイを振り返る

今年も年末ですね。なんだか慌ただしい一年でした。去年の暮れに「多忙のせいで」という言葉を何度も使いそうになる気がする、というようなことを書いていた気がしますが、案の定、そうなりました。実際にこのブログの記事も相変わらず少なくて、気まぐれに、感動したホテルや書きたくなった思い出を忘れずに記録しておきたいというときに投稿するような状態が続いています。当然のことながら、読者の数も日を追うごとに減っている […]

2023年12月6日 ホテル虎ノ門ヒルズ宿泊記

個人的に今年2023年に開業するホテルのなかで最も楽しみにしていたところといっても過言ではありません。そう、虎ノ門ヒルズ・ステーションタワー内に開業するハイアットのアンバウンドコレクション…その名もじつにストレートなホテル虎ノ門ヒルズ。 すでに虎ノ門ヒルズには2014年の6月に同じハイアット系列のアンダーズ東京が開業しています。驚くなかれもうすぐ10年。はじめてアンダーズ東京に足を踏み入れたとき、 […]

2023年秋のホテルステイを振り返る〜印象的なホテルステイを綴る

慌ただしい毎日に忙殺され、もともとの怠惰な性格も災いし、相変わらずの遅筆。「鮮度」や「正確性」が重要となる情報提供ではなくて、このブログに私なりの意義は見つけるならば、自分の生きてきた記録。そしてそれがたまたまホテルであるところに、同好の皆様との交流が見つけ出せたら幸い、とそんなところでしょうか。どのみち更新頻度は驚くほど低いのだから、もういいやと開き直って、思いついたときに筆を取るくらいのスタン […]

夜間飛行の見聞録5周年特集〜その歩みを振り返る

まるで旅するように生きてきた5年間でした。なぜでしょう。5年前の10月21日。私の誕生日。その日のことを思い出すと、なんだかたまらなくなつかしい気持ちがします。 5年前の今日この「夜間飛行の見聞録」も誕生しました。じつはこのブログよりも前に「はてなブログ」に投稿していた時代もあるのですが、その時代を知っている方はもはやかなりレアでしょう。過去のことをふりかえるとき、私はいつも、光陰矢の如し、という […]

2023年9月オーベルジュ・ドゥ・オオイシ宿泊記

高松に泊まることになった。思いがけず機会を得た初めての香川県の滞在。せっかくだから瀬戸内海を感じられるような場所に泊まりたいと思っていたのでした。 直島とか豊島とか、小豆島とか、世界の観光客にも大変人気の高い芸術の島にもホテルはあります。でも、人気や知名度の高いところをなるべく避けたい天邪鬼の私はもう少し違う場所を求めていたのでした。そして目に入ってきた屋島のオーベルジュ。屋島といえば源平合戦か太 […]