2023年1月 グランドハイアット東京 宿泊記

想定していたよりもやることが多くて、結局、夕方の5時近くになってしまいました。六本木通りには混沌とした車の列ができていて、乾いた寒気の中に無数の白い排気を放出していました。雪が雨に混じった曖昧な天気のなか、私はハンドルを切って、屋内のループラインをホテルのエントランスへと進んでいきます。 今日は特に冷えますね。そんなことをベルのスタッフに話しつつ、鍵と荷物を預けます。そのままグランドクラブへと案内 […]

2022年12月 ウェスティン朝鮮ソウル宿泊記

なにも予定のないクリスマスの翌日に降り立った仁川空港には乾いた寒さが漂っていました。思いがけず年末のソウルに1泊滞在することになり、あてどなく乗りこんだ満席の飛行機。ボーディングブリッジを降りる人々は着込んでいて、久々に訪れた冬の隣国のこの冷気を瞬間的に思い出させました。数年前に来たときとは色々な意味で状況が変わっている。果たしてそれが自分にとってどんな意味を持つのだろうか。そんなことをぼんやり思 […]

2022年11月 パークハイアットシドニー宿泊記 Park Hyatt Sydney

思ったよりもずっと冷たい海風が吹いていた早朝のオークランド。今日のフライトまではまだ十分に時間があるけれど、手配してくれた車がまだ到着しないのでなんだか気持ちが落ち着きません。先進国で最も早く太陽が昇る国。空の明るさが増して、ヴァイアダクトハーバーをジョギングする人たち。当初の予定よりも15分ほど遅れて車がホテルに到着しました。到着したときに空港からホテルまで随分と時間がかかったことともあり、これ […]

2022年のホテルステイを振り返る

毎年、大晦日になると、私はその年に撮った写真を眺めます。 今年のはじめにこうしたいと思っていたこと、思い悩んでいたこと、願っていたこと…解決したこともあれば、積み残したこともあります。 ホテルステイを生きがいにしている者にとって、そうしたすべての想いはどこかのホテルにいた記憶と密接に結びついています。必ずしもそこに宿泊したわけではなくても、食事したり、誰かと会ったり、所用があったり、あるいはなんと […]

2022年11月 パークハイアットオークランド宿泊記 Park Hyatt Auckland

夜の10時近くなってそろそろ搭乗のアナウンスが流れる頃。想像よりもはるかに短い時間で出国の手続きを終えた私は、夜の空港のターミナルでハーブティを飲んでいました。本当はコーヒーでも飲みたい気分だったのだけれど、夜間飛行とカフェインはどこか私のなかで相容れないものがありました。 それにしても寂しいターミナルです。夜の空港には独特の疲れたような雰囲気が漂うものですが、これは昨今の社会情勢の反映でもあるの […]

2022年夏のホテル滞在をふりかえる

本当は毎日書きたいと思っていたのです。少なくとも1週間に1回は。いや、仕方ない、2週間に1回書けたらそれでいいや…ところが、日常のさまざまなことをこなしているうちに、あるいは、そんなことを言い訳にしながら、ついつい更新の手が止まり、1ヶ月に1回、より正確には、1ヶ月半に1回くらいの更新頻度になってしまいました。Twitterではしばしばホテルの滞在を綴っていました。そしてそれで満足した気でいたので […]

2022年6月 ハレクラニホテル宿泊記

Blue Hawaiiな気分の夜を超えて、ロイヤルハワイアンをチェックアウトした私たちは、日中のからりとした太陽の下のワイキキの街を歩いていました。タクシーは呼ぶまでもないよね。パートナーと互いに先ほどまでいたピンクパレスの印象を語り合いながら、白亜のホテルまで数分の散歩。 私が以前から泊まってみたかったハレクラニホテル。数年前に沖縄恩納村にも同ブランドのホテルが開業し、アフタヌーンティーや食事に […]

2022年6月 ロイヤルハワイアン宿泊記 マイラニタワー・プレミアオーシャン

次に新しい水着を買うのは、私の大好きなハワイに行くときね…彼女が冗談めかしてそんな会話をしたのはもうずいぶん前のことです。パートナーと出会った頃のことかもしれません。お互いに海外旅行が好きなのにこれまで一度も日本から離れた場所に旅をしたことがない。それほどまでに刻一刻と変化する不安定な社会情勢だったのです。2100年から歴史を振り返ったときにこの時期がどのような意味を持つのか、いまを生きる私たちに […]

2022年5月 パークハイアット東京宿泊記 プレジデンシャルスイート

脱力感のある音楽を聴きながら、私の車は新宿の摩天楼に吸い寄せられていきました。何度来ても未知の場所に迷い込んでしまったかのようなホテルの玄関。ダイアモンドのような天窓とシルバーの彫刻に迎えられて、私は今日もこのホテルにチェックイン。パークハイアット東京。私が世界で最も好きなホテルの最も特別な部屋で今日は短い休暇を過ごすことにしましょう。 長い長い廊下を通って、緑の床のエレベーターで51階まで。突き […]

2022年5月 富士屋ホテル宿泊記 西洋館ヒストリックデラックスツイン

素晴らしい思い出がみんな蘇ってくるのです。 涙をさそうこともあるけれど。 あの頃と同じように。 もしあの頃に戻れるならば… 首都高速を抜けて、東名高速から小田原厚木道路を通って、箱根に向かう車のなかでCarpentersのYesterday Once Moreの一節が頭のなかに浮かんできました。美しい旋律にのびやかな声でしみじみとした曲が流れる今日は連休の最終日。青空の神奈川中部はどこかのどかで、 […]