ひらまつ軽井沢御代田宿泊記 2021 高原にちらつく初雪が美しいから
木々が美しい紅に染まる軽井沢を友人と訪ねたのはもう何年前のことだろう…雲場池を取り囲む別荘地の落ち着きから、さらに浅間山方面の名前も知らない高原を散策したときに、それはまさに絶景という言葉がふさわしい美しさであり、2週間後くらいに今度はひとりで軽井沢を訪ねてしまったほどでした。しかしそのときには、もう紅葉はほとんど終わり、人もまばらだったことに加え、ひとりで滞在したこともあってとても切ない気持ちに […]
木々が美しい紅に染まる軽井沢を友人と訪ねたのはもう何年前のことだろう…雲場池を取り囲む別荘地の落ち着きから、さらに浅間山方面の名前も知らない高原を散策したときに、それはまさに絶景という言葉がふさわしい美しさであり、2週間後くらいに今度はひとりで軽井沢を訪ねてしまったほどでした。しかしそのときには、もう紅葉はほとんど終わり、人もまばらだったことに加え、ひとりで滞在したこともあってとても切ない気持ちに […]
唐突にビル・エヴァンスのSunday at the Village Vanguardをかけようと、車のオーディオ装置を動かそうとして、ふと手を止めました。いや、なんとなく今日は違うんだ。突然ぱっと花開くようなGloria’s stepのキラキラした気分を首都高速の渋滞に乗せたくない。しかし悩んでいるうちに結局ホテルにたどり着いてしまいました。バレーパーキングのスタッフに名前を聞かれない […]
ある日の昼、今日は大きな会議があるようで随分と混み合っているホテルのロビー。紀尾井町のホテルニューオータニ。オールデイダイニングのSATSUKIでパートナーと待ち合わせて昼食を取っていました。お互いに午後の仕事前のランチタイム。八穀米に合わせた豆乳ベースに薬膳の入った少し辛めのルゥをかけた新東京カレー。悩ましいことは尽きないけれども、束の間の息抜きのひととき。 今日は僕は横浜に泊まることにするよ。 […]
しばらく諸々うまくいかなくて、気持ちばかりが焦って、ついに心が安定しない日が続く。毎年の秋はやはり私にとって「愁い」の季節なんだなと思いながら過ごしていました。その「愁い」の季節のちょうど中間点くらいに私の誕生日があります。パートナーとはここのところ小さなすれ違いが多くなってしまっていたのですが、誕生日は一緒に過ごすことを決めていました。そして前々からずっと一緒に行きたいと話していたアマン東京を予 […]
今日こそ書こう、いやせめて明日こそ書こう、そうこうするうちに最後のホテルリポートから1ヶ月半ほど経ってしまいました。その間にいくつかのホテルに滞在はしてきたし、執筆の時間がないわけでもなかったのですが、なんとなく文章に起こそうという気持ちが起きなかった、というべきでしょうか。真夏の太陽が薄まっていく9月、私は以前より少し忙しい日々を送るようになりました。パートナーにしても環境が変わり、私自身も日々 […]
最近すっかり更新が滞ってしまっているこちらのブログですが、おかげさまで開設から3年を迎えることとなりました。どういうわけか3という数字には節目の意味合いを感じてしまいます。中等教育が3年間だから?石の上にも3年?3年目の転職?あるいは3年目のジンクス…?? なぜ3という数字が節目に結びつくのか、私には即座に用意できる答えがありませんが、これを機会にこのブログについて私が考えていることについて改めて […]
食べる・泊まる・癒すが好き。そんな私にとってラグジュアリーホテルはすべてが揃う場所です。必然的にこれまでずっとラグジュアリーホテルを渡り歩いてきました。それまで完全に個人的な楽しみであったホテルステイ。しかしひょんなことからはじめたこのブログとTwitterを通じて、ホテルを軸にした様々な交流が生まれたのは、思いがけない喜びでした。こうした写真と文章での配信活動も始めてから早いものでもうすぐ3年と […]
大阪に泊まる。ひとりで泊まる。せっかくだったら景色の良いコーナールームに泊まりたい。もしひとりで泊まるなら、景色の良い部屋から人々の営みが交錯する街並みを眺めているのが好き。少なくともこの日はそういう気分でした。 西梅田の喧騒を抜けて、辿り着いたのがアロフト大阪堂島。かつてはルネサンス様式風な建物に音楽にこだわった客室サービスで知られた堂島ホテルがここにはありましたが、その外観にはそのときの名残を […]
出逢ってから、ひとつの季節に1回の割合でここに泊まってるね。そんな会話を交わしたことを憶えています。そう、私たちが、京都で最も好きなホテルはどこかと聞かれたら、必ずやここの名前を挙げるでしょう。パークハイアット京都。高台寺の横のゆるやかな坂を車で走り抜けてエントランスに向かっていくアプローチは何度通っても心ときめくものです。 顔馴染みのスタッフが「おかえりなさいませ」と出迎えてくれるあたたかさ。前 […]
ステレオタイプを人との付き合いに持ち込んではいけないけれど、暮らしたことのない場所に対して勝手なイメージを妄想することも楽しいものです。それはときに間違った偏見に満ちたものであるかもしれないし、すべてを鵜呑みにしてしまうわけではないけれど、プラスのイメージならば、旅を楽しくしてくれるエッセンスにもなるのではないかと私は常々思っています。静岡に行くと、現地のお茶を飲みながら、富士山の裾野と駿河湾に漂 […]