名古屋マリオットアソシアホテル宿泊記・20周年記念のデラックスツインで過ごす出張後の夜
久々に出張で名古屋に行くことになり、滞在時間は僅かながらもホテルの選択権は私に与えられている。そのような状況となったときに、すでに私の心はひとつのホテルを向いていました。開業からちょうど20周年(もう少し新しいホテルという先入観を持っていた私にとって、2000年5月開業というのは軽い驚きの気持ちがありました)を数える「名古屋マリオットアソシアホテル」がそれです。 駅直結という利便性の高さに加えて、 […]
久々に出張で名古屋に行くことになり、滞在時間は僅かながらもホテルの選択権は私に与えられている。そのような状況となったときに、すでに私の心はひとつのホテルを向いていました。開業からちょうど20周年(もう少し新しいホテルという先入観を持っていた私にとって、2000年5月開業というのは軽い驚きの気持ちがありました)を数える「名古屋マリオットアソシアホテル」がそれです。 駅直結という利便性の高さに加えて、 […]
いつものように仕事をこなし、日常生活に潜む雑事に頭を悩ませて、そうして毎日を過ごしているうちに感性がどこかへとなくなってしまうような感覚になることがあります。そういうときに私は海の近くに行きたくなるのですが、せっかくならば美食も楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごしたい。そのような場所として前々から訪ねたいと思っていた場所がありました。 静岡県の伊豆半島の付け根に位置する熱海。駿河湾を見下ろす位 […]
横浜の中心がどこかということに答えはなかなか出ないかもしれませんが、港町ヨコハマのイメージを間違いなく牽引している場所として、馬車道から元町へと至るエリアを挙げて異論を唱える人は少ないでしょう。新しく開発が進むみなとみらいとも異なる古き良き港の異国情緒を今に伝える同エリアに、2020年5月23日に「ハイアットリージェンシー横浜」が開業。私自身はなかなか足を運ぶ機会を持てずにいましたが、ようやく先日 […]
雨の日に東海道本線15両編成普通列車の2号車に乗って、その最前部の進行方向左側のボックスシートから外の景色を眺めているのが好きです。雨粒で窓の外がぼやけてみえて、唸るモーターの音が足下から轟いてきて、くるくると変わっていく風景を見ていると、なんだか身辺雑事がどうでもいいように思えてくるのです。 さて、東京駅から乗車して、最初の停車駅である新橋から見上げると汐留のビル群。その中にはヒルトン系のラグジ […]
ホテルオークラのロビーにいくと私はいつも特別な気分になります。足を踏み入れた瞬間のぴりっとした空気感、モダンなのになんともいえない懐かしさを醸し出すインテリア。様々な要素がうまく融合して、おそらく世界のどこのホテルにもない個性的な場所だと思わされるのです。それと同時に過去の記憶や、そこから派生した様々な想いと共に語らざるを得ない、私にとってはまさに「かけがえのない」ホテルのひとつと言える場所なので […]
夏の兆しを感じる季節には晴れやかな気持ち良さを覚えるものです。とりわけ梅雨入り直前のわずかな天気の穏やかな季節というのは、その日照時間の長さと合わせて、毎年、わけもなく明るい気持ちになったりするものです。昨年末からずっと鬱々とした出来事が続いていた私は、徐々に外に目を向けるようになった春先、今度はコロナウイルスの感染拡大とそれによる社会不安が重なり、どことなく重たい気持ちで過ごしてきました。 ホテ […]
読者の皆様はお元気で過ごしていらっしゃるでしょうか。 私は外出せずに仕事を続ける日々ですが、現在の社会情勢の影響を受けて、ときに厳しい状況に直面することもあります。同時に、すっかり外出ができないとなると、いきおい様々なことに対する意欲がなくなってしまって、これではよくないなと思って、小さな目標をその日その日に掲げて、それを達成することによるささやかな自己統御の喜びを覚える毎日を過ごしています。そん […]
あまり外出しない日々を過ごしています。仕事はもとより、プライベートな人と人とのやりとりもオンライン化してみて改めて感じることは、自分は自分が思っていた以上に、誰かと直接会うことでたくさんのものを得てきたのだということでした。画面の向こうに相手の顔が映る。声が聞ける。文字で必要な情報を伝えることはできる。しかしそこにはなにかしらの欠如したような違和感が残ってしまうのです。ふと私がかつて日本とヨーロッ […]
昨今の社会情勢を受けて、私も公的な用事からプライベートなことまで様々な予定をキャンセルする毎日を過ごしています。大きなものだと7月に行く予定であったモスクワでの仕事もキャンセルになり、その帰りがけに捻出できる時間を利用して欧州の素晴らしいホテルを巡る計画もすべて取りやめることにしました。また各地への出張や細々とした旅行の予定もあったのですが、そちらも止めました。 普段私はあえて社会情勢について積極 […]
京都の市街地に逗留するという言葉には、特有の心躍る響きがあります。それはこの街の賑わいに触れることや見知らぬ路地にある素敵な場所の発見へと開かれています。そしてもしその逗留を素晴らしいホテルで行うことができるとすれば、それを逃す手はありません。 1000年の都として、日本国内のみならず世界中の人々を魅了する京都には、近年では数多くのラグジュアリーホテルが進出してきて、素晴らしい宿泊体験を可能にして […]