2020年のホテルステイをふりかえる

時間が経つのが早くて、気づいたら年末になっていた。毎年思うことですが、今年も例に漏れず、そう思いながら過ごしています。ふと思い立って、今年のホテルステイのすべての記憶を写真と一言でまとめてみようと思いました(…結局それぞれ語りたいことをうまくまとめることが難しく、なんだか中途半端になってしまったところも多いのですが。。)。

もしよろしければ、時計の針を少し戻したホテルステイの記憶をめぐる時間にお付き合いください。

目次

インターコンチネンタルホテル大阪

今年の最初に滞在したのはIHG系のインターコンチネンタル大阪でした。なんだかいまあのときの宿泊記を読み返すと書き方も評論的ですが、昨年末くらいの諸々のこともあって、感情をなるべく抑制的にしていた時期でもありました。ビジネストリップだったのですが、往路は時間的に余裕があったので、在来線を乗り継いで東京から大阪まで移動したのも良い思い出です。

リッツカールトン大阪

重厚感あるホテルの空間が恋しい。ひと仕事を終えたあとにシャワーを浴びて、夜景を眺めながらミネラルウォーターを飲む。この頃は少しずつ気持ちが外向きになっていて、久々のラグジュアリーホテルらしいラグジュアリーホテルを堪能しました。リッツカールトンの魅力を再確認した滞在でした。

パークハイアット京都

母と祖母を連れて京都を訪れたのですが、コロナウイルスの脅威が少しずつ知れ渡るようになってきていて、いつもだったら外国からの観光客が多い場所でも閑散としていたことが思い起こされます。このときは二念坂と八坂の塔の見えるスイート。冷たい2月の京都の空気はひときわ澄んでいて、切なさと開放感の両方を感じていました。

インターコンチネンタルホテル横浜Pier8

 

桟橋の上のラグジュアリーホテルという面白いコンセプトに惹かれて、ひとりで滞在しました。孤独感を傍に置きながら、ベイブリッジの夕暮れやみなとみらいの夜景を眺めていました。スタッフの応接があたたかく、航海を感じるテーマ性ある客室も快適。思い返せば横浜に相次いで計画が進むラグジュアリーホテルの嚆矢といえるようなホテルですよね。

パークハイアット東京・プレジデンシャルスイート

毎年何泊か滞在するパークハイアット。運良くアップグレードのオファーをもらい、差額を支払って、この部屋でひとりの贅沢を堪能したのでした。あまりにも贅沢でとにかく広い部屋。ジャクジーも広いダイニングやリビングも…ひとりでピアノを弾いたりもしました。素晴らしい滞在でした。しかし同時にこの感動を共有できないむなしさも噛み締めていました。

ハイアットセントリック銀座東京・シティービュースイート

翌日早くに出かける用事もあり、なんとなくこの部屋を予約したのですが、運良く(おそらく空いていたため)この部屋に通されることとなったのでした。春を待つ空の青さとビビットカラーの部屋の明るさが印象的でした。またスタッフの応接が以前よりもあたたかく親切になったと思うところが多々あって、ホテルは育っていくものなのだと改めて実感したのでした。

サンカラ屋久島

山の彼方から冷たい神秘的な風が降りてくる…亜熱帯に近い場所にあって温暖なのに、吹いてくる風はひんやりしていました。ひとりで、屋久島の湿った空気を感じながら、フランス料理のフルコースディナーを味わいました。ターボプロップ機に乗って、空の景色を眺めるのもまた楽しかった。客室はやや古さを感じましたが、スタッフの暖かさや明るさに元気付けられました。

フォーシーズンズホテル丸の内東京

知人に勧められた数年ぶりの滞在でした。コンパクトな空間には上品にまとめられたインテリア。きらきらした華やかさはさほど前面に出てきませんが、そのある種の「引いた」優雅さを満喫することができました。それにしてもこのときは、滞在しているゲストがほとんどいなかったこともあって、とても静かでしたね。

ホテルインディゴ箱根強羅・プレミアスイート

箱根にこのようなブティックホテルが出来たんだ…!驚きと共にそのポップで明るい雰囲気に居心地のよさを感じていました。運良くプレミアスイートに滞在できたことも嬉しく思ったところでした。スパトリートメントやこのホテルの名物のひとつとなっている大浴場を楽しむことは出来ませんでしたが、日本国内のリゾートホテルの新しい波を知ることができたように思いました。

シェラトングランドホテル広島

春近い瀬戸内海を見てみたいという想いと共にこのホテルに予約を入れました。旧スターウッドの標準を知る上で欠かすことができない「シェラトン」ブランドも久々。快適でした。Twitterで相互フォローしている方からメッセージを頂いて、急遽お会いできることになったこともとても嬉しかった思い出となっています。

ザ・ひらまつ京都

私が「ひらまつ」ブランドにはまるきっかけとなったホテルであり、人生初のファーストゲストになれたという意味でも思い出深いホテルです。大変な世相の中での開業にもかかわらず、このホテルについて熱く語ってくれたスタッフの人たちは、とてもホスピタリティに溢れていました。数ヶ月後にパートナーを連れて、割烹「いずみ」のために再訪できたのもとても嬉しかったものです。

ザ・オークラ東京

しばらくの旅行自粛を挟んだあとに滞在したのは、日系老舗ホテルの中でもとりわけ大好きなホテルオークラ。このときはプレステージタワーのコーナールームでした。悶々とした日々を過ごしていたのですが、劇的な出逢いを果たしたこともあって、この日の夜は様々な想いが心の中を駆け巡っていました。

コンラッド東京

優等生的で清楚なホテルというイメージ。じつはこのとき、パートナーと交際をはじめたのですが、いまこのときの宿泊記を読み返してみると、(ほとんどわからないような)微妙な表現で、このときの心の動きを書いていたことがわかります。梅雨のはじまるくらいの時期でしたが、抜けるように爽やかな青空が広がっていたことが印象的でした。

ハイアットリージェンシー横浜

横浜港を望みながら、ひとりでこのホテルに滞在していました。個人的に縁の深い横浜の街に、ハイアットができるということでずっと楽しみにしていたホテルでもありました。開業直後でレストランの席が取れず、ラウンジサービスも安定していないなどの不備も見られましたが、不思議とさほど嫌な記憶ではありませんでした。

ひらまつ熱海

パートナーとはじめて一緒に出かけたホテルステイでした。ぎこちない会話を繰り広げていましたが、客室の絢爛豪華な印象や見はるかす景色の美しさ、そして料理の美味しさをお互いに確かめ合い、共感できる喜びを感じていた滞在でした。チェックアウトのときには、もっと打ち解けたときに改めて訪れたいと強く思っていたことも少し懐かしいものです。

名古屋マリオットアソシアホテル

Twitterなどでしばしば名前を聞く「ナゴマリ」へのはじめての滞在でした。ちょうど開業20周年ということで、オリジナルの雪豹のぬいぐるみを手に入れたり、小雨の燻る空に見上げる高層ホテルの頼もしさを感じたりしました。惜しむらくは名古屋スタイルの朝食を食べ損ねてしまったことです。いつかまた滞在するときには必ずや、と思っています。

パークハイアット東京・ガバナーズスイート

スタンダードルームの素晴らしさも特筆すべきパークハイアット東京ですが、やはり個性的なプレミアムスイートには語り尽くせないほどの魅力があります。じつはパートナーの遅ればせながらの誕生日記念ステイでもありました。COTPでくつろいだり、大好きなジランドールの朝食を食べたり…といったことがこのとき出来なかったのが心残り。

ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄

モダンで軽やかなハイアットのマリンリゾート。もうすっかり夏になっていて外は焼けるような暑さでした。ラグジュアリー感にはやや欠けるものの、楽しいホテルステイが適いました。このときはじめてのマリンアクティビティにも挑戦したのですが、柄にもなくはしゃいでかなり日焼けをしてしまいました。それもまた素敵な思い出であったりします。

ゼンティス大阪

ちょうど大阪への出張があり、もっともコンパクトは「Studio」ルームを予約しました。パレスホテル系列のセレクトサービスホテルということで期待を持って滞在しました。たしかに物足りなさを感じる部分もなくはありませんでしたが、バーのスタッフをはじめとして、とてもフレンドリーで、ひとりステイにも関わらず、さほど孤独感はありませんでした。

グランドハイアット東京

梅雨も終わり、いよいよ本格的な夏という時期にパートナーと共にグランドハイアット東京へ。ラウンジでくつろいだり、Nagomiで運動したり、オークドアでディナーを取ったり…じつは久々の滞在でもあったのですが、スタンダードルームの居心地の良さも含めてやはりトータルで素晴らしいホテルだという思いを新たにしました。

エースホテル京都

驚きに満ちたカラフルなホテルという印象がありますが、音楽的なホテルでもあります。部屋に置いてあるレコードを聞いたり、ギターを演奏しながらパートナーと一緒に歌ったことも愉しい記憶です。またレストランがメキシコ料理だったり、かわいらしいオリジナルアイテムが売っているなど、一味違う京都ステイを味わうことができたのも素晴らしかったものです。

パークハイアット京都・パークスイート(八坂の塔ビュー)

宿泊記という形で公開してはいないのですが、エースホテルのあとにパークハイアット京都にも滞在していました。京都の街並みを一望できると同時に落ち着いた雰囲気の坪庭が目の前にある。サービスレベルもホスピタリティも素晴らしく、今年は何度も京都に滞在していますが、やはりトータルで最上のホテルはここだったように思っています。

シャングリ・ラホテル東京

東京のラグジュアリーホテルに滞在したい。そう思って予約したこちらでしたが、とても優雅な滞在でした。このブログにはじめてパートナーが登場したのも、ここのホテルの宿泊記でしたね。読者の皆様から寄せられるあたたかいコメントが心に沁みた…そういう意味で二重に素晴らしい滞在でありました。

旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクション

避暑地に行こうと思って予約したホテルでしたが、妙にセンチメンタルな気分になったりもしました。かつてひとりで軽井沢に滞在した日のことなどを思い出したりもしました。高原をかけていく風はたしかに涼しくて、特になにもすることなく、ただただ時間が過ぎていった…そんな滞在でした。

ANAインターコンチネンタルホテル東京

ジュニアスイート「月」というユニークな横長の部屋に滞在しました。この日は隣接するサントリーホールでベートーヴェンの交響曲を聞きに行ってそのまま滞在するという流れでした。なにげないことのようですが、クラシック音楽を聴いて、一緒にホテルステイをしたいという夢が実現した幸せな滞在でした。

アンダーズ東京

このホテルのレストランにふらっと立ち寄ったときに、急遽泊まりたいということになって、数日後に予約を取りました。ワイドに広がるフルハイトウインドウからみる夏空の開放感を前にして、なんだか天上にいるような心地さえしたのものでした。ルーフトップバーに行ったり、タヴァンで朝食を取ったり…ひと夏の優しい思い出でした。

グランドハイアット東京・ディプロマットスイート

夏の終わりの素敵な滞在でした。ディプロマットスイートの広いリビングルームに友人を招き、ワインを飲んで語り合っていました。翌日も基本的にはホテルのなかでゆったりと過ごしていました。ソファでくつろいだり、食事をしたり…力の抜けた心地よい時間でした。

クロスホテル札幌

こちらも宿泊記にはしませんでしたが、札幌駅にも大通り公園にも近くて、利便性の高さは特筆すべきものがありました。全体にこれといった特徴はないし、客室はコンパクトだけれども、アメニティにMiller Harrisが用意されているなど、短期滞在であれば、まったく快適に過ごすことができるホテルだと思いました。

パークハイアットニセコHANAZONO

寒色系のクールなインテリアのラグジュアリーホテルでした。スタッフの多くがあまり日本語が使えないということもあいまって、外国にいるような感覚を覚えることもありました。本来であればレストランやスパなども充実していて楽しめるのでしょうが、この時節かつオフシーズンということもあって、なんだか寂しい印象がありました。

フォーシーズンズホテル大手町東京

今年開業したホテルの中でも個人的に最も好きになったホテルです。上品かつスタイリッシュなインテリアに特徴付けられるハード面の充実もさることながら、レストランやバーのレベルもとても高い。そして開業直後にもかかわらず痒い所に手が届くスタッフのホスピタリティの高さにも感動しました。

Sowaka

おかえりなさいませ…という言葉がとてもあたたかく響くホテルでした。滞在した部屋はかつての日本家屋の意匠をそのまま残しながら、ベッドを導入したり、最新の設備のバスルームがあったり、古くて新しい世界観がとても魅力的でした。滞在した部屋が中庭に面していて、そこを流れる水音や朝の鳥のさえずりまでも心地よかったことが記憶に残っています。

リッツカールトン大阪(2回目)

前に来たときも出張に合わせた滞在だったけれど、このときも同じ。大きく違うのは、このときはパートナーと一緒だったということです。物理的な景色の違い以上に、このホテルで感じる空気やムードの違いに驚きました。本当はこのホテルで中華料理を食べたかったのですが、ちょうど休業日に当たってしまったため、いつかまた来ようと話し合っていました。

コンラッド東京(2回目)

梅雨の時期以来の滞在でしたが、今回はスタンダードルーム。じつはパートナーも私もお互いにちょっと切ない想いをした滞在だったこともあって、あまり強い印象は残っていません。ただ、もちろん、客室やホテル全体の雰囲気も含めて、とてもモダンで居心地のよい場所であることには間違いありません。

パレスホテル東京

随所に日本的なものを取り入れながら、凛とした雰囲気を湛える古くて新しい日系ホテルですね。このときは私自身が色々な要因でなんだか「愁い」の気持ちになっていて、いま思い返してもネガティブな内容の宿泊記であったりします。向き合ってくれたパートナー、そして、コメントを寄せてくれた方たちの優しさや身に沁みたことを思い起こします。

キンプトン新宿東京

一般向けの開業日初日に滞在することができたIHG系のラグジュアリーライフスタイルホテル。おしゃれなカフェやレストラン、またペットに対するポリシーも含めて、とにかくフレンドリーで自由な雰囲気でした。ある意味でこの多様な感じこそもっとも現代的と言えるのかもしれません。ゆっくり再訪してみたいホテルのひとつです。

ザ・プリンスパークタワー

この日は妹の結婚式のために家族全員で滞在したのでした。弟と夜に語り合ったことも、妹の期待と不安の混じった表情も、なんだか家族ということを色々と考えさせられた一晩でした。夜が明けると、外は雨が降っていて、なんだか陰鬱な空模様だったのが、昼にはすっかり青空に。そういう人生であったらいいな…そんなことを思っていました。

翠嵐・ラグジュアリーコレクション京都

人力車でのチェックイン、心地よい露天風呂でのひととき、桂川を行き交う船を眺めるお茶の時間…古いものをうまく生かしながら、現代の居心地の良さを実現したインテリアも素晴らしいものでした。またホテルのスタッフの程良く力の抜けた応接も特筆すべきことでしょう。嵐山に滞在する魅力を十分に感じさせられました。

フォーシーズンズホテル京都

野趣溢れる日本庭園を望むラグジュアリーホテル。やや接客がクールな感じもしましたが、ハード面はやはり素晴らしい。このときは久々にスパトリートメントを受けることができたのですが、施設もトリートメントの内容も充実しており、このホテルブランドの矜持を感じさせられました。

カハラホテル横浜

ぎらぎら、ではなくて、きらきらしたホテルという第一印象があります。最近横浜にできたホテルの中でもひときわラグジュアリーな印象を強く感じさせられます。みなとみらい地区ということもあって、都市型のホテルには違いないのですが、海沿いのリゾートらしい開放的で気楽なムードも漂っていて、その両方がうまく共存しているのもまた魅力のひとつかもしれません。

フォーシーズンズホテル大手町東京(誕生日ステイ)

今年もホテルステイには様々な思い出がありますが、この日はとても幸せな気分でした。パートナーが色々と手配してくれて、すっかり好きになったフォーシーズンズ大手町に滞在することができたのでした。ラグジュアリーホテルに泊まれることはもちろん嬉しいことですが、それ以上に、パートナーの優しい気持ちが嬉しくて、感涙させられた滞在でした。

ハイアットリージェンシー箱根

温泉に入ったり、お寿司を食べたり、オセロで遊んだり…仙石原のすすきを眺めにいったり、帰りがけに中華街に立ち寄ったり。定番らしい泊まりがけのドライブをしました。ハイアットリージェンシー箱根に流れているのは、洗練されつつもどこかポップで穏やかな空気感。それがとても心地よく感じた秋のホテルステイでした。

東京エディション虎ノ門

徹底したシンプリシティ。そしてテラスから眺める東京の景色。面白みのないインテリアではないかと思っていたのですが、実際には、気持ちよく過ごせる上質な客室でした。湯船が浅いとかサービスが安定しないなどの不満点もなくはないのですが、それ以上の居心地の良さを感じさせられるライフスタイルホテルであると思っています。

ザ・ベーシックス福岡

かつてのハイアットリージェンシー福岡の名残を探るホテルステイでした。もちろん変わった部分もありますが、それ以上に、良くも悪くも変わっていない部分が多く見られたように思います。

グランドハイアット福岡

キャナルシティに隣接するポップな雰囲気のグランドハイアット。ホテルスタッフのはからいか、以前ひとりで滞在した部屋に通されることとなり、過去と現在との違いを強く感じさせられた滞在でした。古さもありますが、グランドホテルらしい堂々たる威容と快適性を備えていると思います。

ひらまつ熱海(2回目)

はじめてパートナーと旅行したときから来たいと思っていたホテル。今度は心からゆっくり過ごすことができました。料理の美味しさも客室の快適性も景色の美しさも、打ち解けてきたからこそより味わい深いものがある。そういう思いを強く持った滞在でした。

帝国ホテル・インペリアルフロア

130年の歴史に思いを馳せながら…最新のラグジュアリーホテルにはない老舗らしいおもてなしの心地よさ。古くとも快適性を考え抜かれた客室。日系ホテルの魅力を再発見できる、まさに模範的なホテルといえるのではないでしょうか。

JWマリオットホテル奈良

奈良市内初の外資系ラグジュアリーホテル。軽やかだけれど落ち着いたインテリアコードが素敵でした。また随所に奈良らしく鹿のイメージがあり、シルクロードを通じた悠久の歴史に思いを馳せるようなテーマ性も面白いホテルという印象があります。あまりホテルでゆっくりはしませんでしたが、奈良の夕暮れと朝のすがすがしさに心震えた滞在でした。

パークハイアット京都(庭付きパークスイート)

今年3回目の滞在にして、はじめて庭側のスイートルームに通されました。八坂の塔サイドとは異なる落ち着きの中で過ごす時間は変えがたいものであり、秋風を受けてとても良い気分で過ごすことのできた滞在でした。夜は至近にある高台寺の夜間拝観を見に行ったのですが、幸運にも空いていたことも印象的でした。

コンラッド東京(3回目)

京都から東京に帰ってきて、夜にチェックイン。東京の夜景の美しさを眺めていたのですが、冬へと移ろっていく時間の流れの早さも同時に感じていました。

インディゴ箱根強羅(2回目)

今回はパートナーと一緒に滞在。どこかレトロでありながらモダンで軽やかなインテリア。グリル料理を楽しんだりしながら、ゆっくりと過ごしました。

プリンスギャラリー東京紀尾井町

明と暗のコントラストがとても面白いホテル。クリスマスも近くなってきて高揚するムードのなかで、静かな時間を明るい雰囲気の客室で…それはどこか赤坂プリンスホテル時代の華やかさと現代的なラグジュアリーが交錯しているような場所でした。スイスパーフェクションが手がけるスパトリートメントもとても心地よいものでしたね。

ホテルニューオータニ・エグゼクティブハウス禅

古き良き日系老舗ホテルの風格を伝えながら、ホテルの中のもうひとつのラグジュアリーホテルとして存在している「禅」で、グルメを堪能する贅沢を味わいました。美しい日本庭園があったり、アーケードやレストランも充実していて、グランドホテルかくあるべしと言いたくなるようなホテルだと思っています。

マンダリンオリエンタル東京

パートナーとのちょっとした記念日での滞在でした。過去を飲み下し、そしてさらにまた新しい一歩を踏み出すような、そんな気持ちになったホテルステイでした。マンダリンオリエンタルの持つ世界観に魅了され、前向きな気持ちを持ちながら、またここに戻ってくることを思いながらこのホテルをあとにしたのでした。

ウェスティンホテル東京

この季節らしく新国立劇場でバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞して、その世界観に連なるような華やかなホテルに泊まりたいということでこのホテルを予約しました。もしかしたらウェスティンでなくてもよかったのかもしれないけれど、やっぱりここでよかった。そういう妙な納得感のあるホテルステイでした。

リッツカールトン東京

圧倒的でわかりやすい高級感。優雅で華やかで…クリスマスの季節は特にそのムードをさらに高めているリッツカールトン東京。夜の雰囲気に酔いしれて、朝のすがすがしさに心洗われて。素晴らしいラグジュアリーホテルというのは、結局のところ、こういうホテルであるに違いないという確信にも似たような感覚を得たのでした。

グランドハイアット東京(クリスマスステイ)

幸せなクリスマスステイでした。これを書いている時点ではまだ直前すぎて記憶が熱く心に迫るものがあります。しかし遠い未来から見渡したときにはきっとこれも優しい思い出として残っていくものと信じています。そして、嬉しかったのは、この宿泊記を読んだみなさまからのあたたかいコメント。本当に優しさに溢れた人たちと交流できた私は幸せだと思いました。

振り返ってみて…

数えてみたら今年は合計で56泊もしていました。おそらくこれまで生きてきたなかで最多の宿泊回数かと思います。それぞれのホテルステイにはそのときに感じた様々な思いが込められています。この場ではそのすべてをじっくり振り返ることはできなかったのですが、いつか時間のあるときに、またひとつひとつをじっくり噛み締めてみたい気持ちになっています。

今年は、社会的にも、また個人的にも、本当に様々な激動の変化がありました。しかしそうしたなかでも、ホテルステイを軸にしながらこうして記録を配信し続けられたこと。そして支えてくれる読者のみなさまと交流できたことはかけがえのない大切なことでありました。この場を借りて改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

最後に私とホテルステイを共にして、ときにぎくしゃくすることもありながら、いつもあたたかく優しい時間を紡いでくれるパートナーへの感謝も密かにここに記しておきたいと思います。どうもありがとう。

読者のみなさまが素敵な新年を迎えられることを願っております。良いお年をお迎えください。

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