2022年のホテルステイを振り返る

毎年、大晦日になると、私はその年に撮った写真を眺めます。

今年のはじめにこうしたいと思っていたこと、思い悩んでいたこと、願っていたこと…解決したこともあれば、積み残したこともあります。

ホテルステイを生きがいにしている者にとって、そうしたすべての想いはどこかのホテルにいた記憶と密接に結びついています。必ずしもそこに宿泊したわけではなくても、食事したり、誰かと会ったり、所用があったり、あるいはなんとなく立ち寄ってみたり。

そうした記憶のひとつひとつを写真とともに振り返りながら簡潔に書き綴ってみようと思いつつも、それをすると年を越してしまいそうです。そこで今回は私がホテルで過ごした写真をここに掲載して今年の締めくくりとしたいと思います。掲載した写真ひとつひとつに個人的な物語があるのはもちろんですが、ホテルを通じて交流を持った方たちと分かち合い、共起する記憶も、そこには同時に存在していると信じています。私はここでそうした物語や記憶に想いを馳せつつ、2023年もまたそうした豊かな出逢いに恵まれることを密かに期待しているのです。

写真ばかりでいつものスタイルとはやや異なりますが、もしよろしければ最後までお付き合いください。

(※なお、念のため、ホテルごとに取り上げている写真の枚数の違いは、そのホテルに対する思い入れの深さを表す場合もあれば、まったく気まぐれに載せている場合もありますし、もしかしたら掲載を忘れているホテルもあるかもしれません。多忙のせいで、という言い訳は今年何度も使ってきたし、何度も使うべきではないことを思いつつ、来年もまた何度も使いそうです。そんなわけで多忙のせいで、今回の記事がブログ的に十分に行き届いた構成になっていないことはご寛恕ください)

目次

パークハイアット東京

キャピトルホテル東急

オークラ東京

ハイアットリージェンシー横浜

ザ・プリンスさくらタワー東京 オートグラフコレクション

横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ

アンダーズ東京

グランドハイアット東京

セントレジス大阪

コンラッド大阪

パークハイアット京都

アマン東京

ホテルインディゴ犬山有楽苑

キンプトン新宿東京

モクシー京都二条

ハイアットセントリック銀座東京

シェラトングランドホテル広島

ホテルニューオータニ東京

ACホテル・バイ・マリオット東京銀座

富士屋ホテル

東京ステーションホテル

名古屋マリオットアソシアホテル

W大阪

ホテルニューグランド

ザ・ロイヤル・ハワイアン ラグジュアリーコレクション

ハレクラニ

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル

ホテルインディゴ箱根強羅

そわか

ハイアットリージェンシー京都

ANAクラウンプラザホテル大阪

アロフト大阪堂島

エースホテル京都

ウェスティン横浜

フォーシーズンズホテル東京大手町

HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル

ANAインターコンチネンタルホテル東京

ANAクラウンプラザホテル札幌

マンダリンオリエンタルホテル東京

ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

インターコンチネンタルホテル大阪

インターコンチネンタル横浜Pier8

ウェスティンホテル仙台

ザ・リッツ・カールトン大阪

富士スピードウェイホテル

ホテル・ザ・ミツイ京都

ハイアットリージェンシー東京

ウェスティンブリスベン

パークハイアットオークランド

パークハイアットシドニー

ウェスティンホテル東京

ザ・リッツ・カールトン東京

フォーポイントバイシェラトン名古屋中部国際空港

ウェスティン朝鮮ソウル

終わりに

思い返せば、今年は、久しぶりに海外を訪ねることもできたし、ずっと泊まってみたかったホテルにも泊まることもできたし、ずっとお会いしてみたかった方やずっと再会したかった方たちとたくさん会うこともできました。またさまざまな要素が重なり、私がこれまで生きてきた中で最も多くホテルに泊まった1年でもありました。

今年泊まったなかで最も良かったホテルはどこか、という問いは魅力的でありつつも、同時にこれほど答えるのが難しいこともありません。どのホテルもそれぞれに素晴らしい個性があったし、ひとつひとつの体験は数値化したり、ランクづけしたり、といったことが可能なものではないと思うのです。しかしそれでも敢えて答えるならば、私はやはりパークハイアット東京を挙げたいと思います。国内外を問わず本当に魅力的なホテルとの出会いの多い年でした。しかしそれでもなお、いやそれだからこそ、私はあの西新宿の天空のホテルの心地よさと特別な雰囲気の魅力を再発見できたような気がしています。しかし、そうした再発見が、他のホテルの魅力や面白さや心地よさといった価値を相対的に低いものにしたり、薄めたりするようなことはないということもまた改めて強調しておきたいところです。

私はホテルについて何か書くときに、基本的には、悪いことを書かないようにしてきました。誰かに忖度なく明確に自分の立場を表明することの明快さに対して、こうした言明にはどこか曖昧模糊とした歯切れの悪さがつきまとい、ことによると胡散臭さのニュアンスがつきまとうものは重々承知しつつ、私にはやはりそんな書き方しかできないのだと思っています。そしてこうして振り返ってみたときにそうした書き方でよかったとも思います。もちろんなかには嫌な思い出もありましたが、不思議とホテルにまつわるそうした記憶は希釈されて無味無臭のものとなり、よかった記憶を写真と共に思い出し、どこかあたたかい気持ちになっています。それは情報の価値という意味では議論を呼ぶ考え方かもしれませんが、ホテルという体験に対する構えとしてはもっと評価されて良いように思います。

新しい年は私にとって「修行」(それは飛行機やホテルという文脈ではない意味で)の年となりそうですが、可能なかぎり、こうしたスタイルでホテルのリポートも続けられたらと考えております。

このブログを読んでくださる皆さま、そしてTwitterなどを通じて交流してくださる皆さま、今年も本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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