台北・桃園国際空港のキャセイパシフィックラウンジに行ってきました。
噂に違わぬ素晴らしいラウンジでした。JGC修行の成果を存分に味わうことができます。成田空港のキャセイラウンジがかなりシンプルなのに対して、こちらはキャセイのハブ空港となっているだけのことはあり、かなり充実した内容になっています。
入り口はこのような感じ。嫌味のないすっきりとしたデザインですね。
入ってすぐのエリアです。木が多用されたナチュラルで落ち着く雰囲気です。透明なガラスランプや観葉植物も相まって、読書など捗りそうです。
奥に進むと、キャセイパシフィック航空名物のヌードルバーです。このバーカウンターに腰掛けて簡単な食事を取ることもできるし、手前側にはテーブル席も多数用意されています。
ここの雲呑麺がかなり美味しいのです。
きわめてあっさりとした麺に海老の出汁がしっかりと効いたスープが絡み合い、青梗菜がしゃきしゃきとリズムを加えます。そしてまた海老のぷりっとした食感と上品な甘みを最大限に引き出した雲呑…正直、下手な街中のレストランよりも質が高いと感じました。
ちなみに黄緑色のノンアルコールカクテルは、ミントと梨がさわやかに香るものでした。ラウンジの奥の方にあるドリンクカウンターでミクソロジストが作ってくれます。
ヌードルバーのさらに奥に進むと広い休憩スペースに出ます。
ひとりひとりのスペースがかなりゆったりと作られていて、出発前のひとときをしっかりとくつろぐことができるようになっています。この空間は空港ラウンジのひとつの模範と言っていいと思います。
ラウンジも最奥にあるのがこのバーカウンターです。
専属のミクソロジストがおり、リクエストに応じてカクテルやモクテル、またはジュースなどを用意してくれます。ちょっと面白かったのは、台湾らしくタピオカミルクティーの用意もされていたところ。味は特筆するほどのものではありませんでしたが、こうしたものがラインナップに加わっているのはちょっと嬉しいものです。
こちらはビジネスコーナー。最新鋭のimacが用意されており、使い勝手はなかなかよさそうでした。
洗面室はこのようになっています。トイレはウォシュレットではありませんでしたが、このシックなベイシンエリアはかなり好みのデザインです。
Aesopのハンドソープとハンドクリームが備え付けられていました。これはかなり評価が高いです。パークハイアット東京などでも使われている同製品ですが、洗い上がりはしっとりと仕上がるし、柑橘系の爽やかな香りがして、かなり良いものです。
さらりとキャセイパシフィック航空のラウンジを見てきましたが、やはり成田空港のものとは比べ物にならないばかりか、他社の空港ラウンジと比べてもかなり上位に入ってくるくらいの素敵なものでした。