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ヒルトン

2023年のホテルステイを振り返る

今年も年末ですね。なんだか慌ただしい一年でした。去年の暮れに「多忙のせいで」という言葉を何度も使いそうになる気がする、というようなことを書いていた気がしますが、案の定、そうなりました。実際にこのブログの記事も相変わらず少なくて、気まぐれに、感動したホテルや書きたくなった思い出を忘れずに記録しておきたいというときに投稿するような状態が続いています。当然のことながら、読者の数も日を追うごとに減っている […]

旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクション宿泊記〜夏の夜の風に吹かれながら過ごす山の一夜

そういえば、数年前の秋に、ひとりで軽井沢に滞在したことがありました。そのときは立て込んでいた仕事がひと段落ついたので、都心のホテルと軽井沢のホテルを「はしご」しようと思い立って、急遽、予約を入れたのでした。ホテルオークラの旧本館に滞在して、馴染み深い朝食をとって、それからひとりで関越道と上信越道をドライブしたときに妙な寂しさを感じて、いつもは聴かないようなアップテンポのパンクロックの曲をあれこれか […]

コンラッド東京宿泊記・青空を眺めるベイビュースイート

雨の日に東海道本線15両編成普通列車の2号車に乗って、その最前部の進行方向左側のボックスシートから外の景色を眺めているのが好きです。雨粒で窓の外がぼやけてみえて、唸るモーターの音が足下から轟いてきて、くるくると変わっていく風景を見ていると、なんだか身辺雑事がどうでもいいように思えてくるのです。 さて、東京駅から乗車して、最初の停車駅である新橋から見上げると汐留のビル群。その中にはヒルトン系のラグジ […]

我ひとり、ディズニーリゾートの片隅に〜ヒルトン東京ベイ宿泊記

そういえば、むかし、石ノ森章太郎原作のHOTELというドラマがありました。「姉さん、事件です」という名言で括られる1話完結型のホテルのスタッフと客との交流がいつも楽しみだったし、OPやEDを含むBGMのセンスも良い作品だと私は思っています。その舞台になる「東京プラトン」のロケ地になっているのが、現在の「ヒルトン東京ベイ」です。 外観はともかくとしても、全体的な雰囲気はドラマの内容とは違い、隣接する […]

ヒルトン東京お台場宿泊記〜眺望を抜きにこのホテルを語る

チェーンとしての規模に比して、東京でホテル自体の絶対数が少ないのがヒルトンとアコーホテルズだと思います。ヒルトンに関しては、マリオットには及ばないまでも日本全国各地にそのネットワークを広げているのに、ダブルツリーなどの比較的手頃なホテルがなく、また最上級のウォルドルフアストリアも計画段階です。 そうしたなかで東京近辺でヒルトン系列のホテルといえば、まず「コンラッド」はバランスよく、とても魅力的なホ […]

コンラッド東京(2) 朝食と浜離宮を望む風景

コンラッド東京の宿泊記の続きです。今回は主に朝食の内容やホテル全体に対する印象などについてリポートしてまいりましょう。 ベイビュールームは南南東に向いているため、カーテンを開くと東京湾に立ち上る朝の陽の光がふわりと差し込んできます。かなり高さのあるベッドから目覚めたときに眼下に見えるのは浜離宮。ビジネス街である汐留の朝は、ぴりっとした緊張感ともさっとした気だるさを含みながら、高層ビルの谷間にある種 […]

コンラッド東京(1) 新橋の最高級ホテル、深夜のチェックインと客室の様子

ヒルトンといえば、もはや説明するまでもなく、広く、遍く、知られた外資系ホテルチェーンです。コンラッドはその上位に位置づけられるブランドとして安定の地位を占めています。ヒルトンのもつグローバルスタンダードな雰囲気をさらにラグジュアリーに仕立てたこのホテルは、「中間的な」高級ホテルの姿を追求しているという印象があります。つまり他のブランドの用意する「W」や「アンダーズ」のような前衛さをほどよく取り入れ […]

ヒルトン東京宿泊記@プレミアムキング

ヒルトンといえば、日本における外資系ホテルの草分けとして知られている。1963年に北大路魯山人による会員制の料亭「星ヶ岡茶寮」の跡地に開業されたのが「東京ヒルトンホテル」であり、繁華街の赤坂に近いこともあり隆盛をきわめていた。数多くの外国からの著名人を迎え、来日したビートルズの滞在先としてこのホテルのプレジデンシャルスイートが選ばれたことはとりわけ有名だ。 アジアの拠点を求めていたヒルトンと、国際 […]