海雲台からSKY HUB LOUNGEへ〜ショートトリップ to 釜山(3)

韓国のLCC・エアプサンを使ったショートトリップの第3弾です。

韓国第2の都市であると同時に、広安里や海雲台といったビーチリゾートを擁する観光都市でもある釜山。同じ港町でも香港ほどにはごみごみしておらず、かといって、単なる港町として括るには、あまりにも賑やかな不思議な魅力のある町。今回はパートナーと一緒に1泊で釜山に行ってきました。

帰りのBX114便は午後3時30分発で、パークハイアット釜山から金海国際空港までの所要時間はタクシーで45分程度ですので、まだしばらく時間があります。そこで我々はホテルからもほど近い海雲台エリアを散策することにしました。

海を望む朝食と海雲台のミルミョンと

冬のパークハイアット釜山の朝は、海風吹く清々しいものでした。ここの朝食はそんな光景を眺めながらゆったりとしたシートに座りながら取ることができます。

このようにパーテーションで仕切られたプライベート感の高い座席。そして全面に広く取られた窓の向こうには広安大橋を中心とした釜山の海辺の風景。

洋食を中心に、韓国料理のアワビ粥やキムチ、プルコギなどが並ぶブッフェスタイルの朝食です。またワッフルやパンケーキあるいはオムレツなどは直接注文を聞きにきてくれます。ここは実に充実しているのですが、我々はもうすこし食べておきたい釜山名物があったので、腹八分目に留めておくことにしました。

海雲台を食べ歩きましょう

パークハイアット釜山は、繁華街である西面や南浦洞からは離れているのですが、韓国きってのビーチリゾートである海雲台にはほど近いところにあります。海雲台は同じく釜山の名門外資系高級ホテルであるウェスティン朝鮮ホテル釜山もこのエリアにあり、ブティックなども立ち並ぶ瀟洒な雰囲気が漂います。しかし同時にローカルのエネルギッシュさも適度に混入されているのも特徴と言えるかもしれません。

海沿いの道にはビーチやマリーナなどがあり、まさにリゾート地という雰囲気ですが、少し陸地側に入るとこのようなローカルな路地が数多くあります。

焼肉屋などでもおなじみ、ビビンパなどと並びよく知られた韓国料理に冷麺があります。日本独自のアレンジも加えられたこの麺料理ですが、その釜山式とでも言うべきものがこの「ミルミョン」です。そもそも韓国で主に食べられている冷麺には、大きく分けて日本のものと類似する「平壌式」と、甘辛いタレを混ぜて食べる「咸興式」があります。

近年では夏の暑い時期に清涼感を得られる麺料理として認識されていますが、本来は寒い冬の日に暖かいオンドル(朝鮮半島特有の床下暖房)の部屋で食べるものであったと言われています。ミルミョンは平壌式冷麺に類するものですが、平壌式が蕎麦粉が入って黒い麺なのに対して、こちらは小麦を原料とした白っぽくて弾力が強いのが特徴となっています。牛骨で出汁をとったスープに、胡瓜の爽やかさとタテギ(韓国式の味噌)のコクが加わることで、深い味わいです。

ミルミョンを食べるならば、ぜひ一緒に食べたいのがこの「マンドゥ」です。要するに蒸し餃子のようなものなのですが、非常にこれがミルミョンに合います。韓国ではしばしばこのマンドゥを酒のつまみにして、一緒に淡白な牛骨スープ「ユッス」に少し醤油が加えられたものを飲むそうです。そしてシメにミルミョンを堪能する。夏の暑い時期でも、冬の寒い日の暖かい部屋の中でも美味しい釜山の名物といえましょう。

釜山金海国際空港のSKY HUB LOUNGE

海雲台をぶらぶら食べ歩きしながら、昨日買い足りなかったものなどを見ていたら、あっという間に帰国の時間が迫ってきました。ホテルからはタクシーで金海国際空港へ向かいます。

適度に小さな空港なので、出国審査などにもさほど時間を取られることなく出国エリアへ。レストランやカフェあるいは免税店なども必要十分にあり、かつ清潔感もあるなかなか良い空港です。少し搭乗まで時間があるので我々はラウンジでしばらく休むことにしました。

さて、通常であれば、JALグローバルクラブのメンバーであれば、大韓航空のKALラウンジを利用できることになっているのですが、今回はLCCのエアプサンの利用です。

そこでアメックスプラチナ特典で得たプライオリティパスを活用することになりました。釜山・金海国際空港にてプライオリティパスで利用できるのはなんと3種類あり、KALラウンジ・アシアナラウンジそしてSKY HUB LOUNGEにアクセスできます。前回来たときにはKALラウンジを利用したということもあり、またせっかくなので航空会社以外のラウンジを利用してみようと思ったので、今回はSKY HUB LOUNGEに行くことにしました。

SKY HUB LOUNGEは出国エリアのやや外れの方に位置しています。エアプサンの搭乗口からは真逆の方角にあったので、やや移動が面倒ではありますが、空港自体が広くないためにそれほど時間はかかりません。入り口はこのような雰囲気になっています。

エントランスで会員カードを提示して入室します。

ラウンジの内部の様子はこのような感じです。我々のいった時間はさほど利用客がいなかったために、比較的余裕がありました。しかしラウンジ自体はそれほど広いわけではありません。窓に面しているために外には飛行機が見えるために視覚的な開放感は高めだと思います。また奥の方にはソファ席も用意されています。

このラウンジの特徴としては、ホットミールの用意が比較的充実しているところです。特にこのような韓国料理が食べられるのはちょっと嬉しいものです。プルコギとトッポギですが、質はまずまずというところ。しかし最後まで当地の味を楽しめるというのはやはり魅力的です。
そして我々は往路も飛行機のなかで食べた「辛ラーメン」をまたもや取り出してきました。韓国ではソウル金浦空港でも釜山金海空港でも、航空会社のラウンジに行くと必ず置いてあるこのインスタントヌードルは、こちらでも入手可能でした。絶対の一品とは言わないけれど、ついつい食べたくなってしまう味です。

BX114便で帰路につく

ラウンジを後にして、いよいよ短かった釜山ステイも終わりです。

エアプサンは成田空港でこそボーディングブリッジからの搭乗でしたが、こちらでは沖留めのため、バスでの移動となります。

綺麗な青空の下のA321。バス移動はやや面倒なのですが、このように普段とは異なる視点から飛行機を眺めることができる楽しさがあります。サービスは相変わらず簡素なものでしたが、フライト自体はじつにスムースなもので、あっという間に東京成田空港に到着しました。

今回はLCCを利用したショートトリップでしたが、やはり全体的に慌ただしかったという印象は強くあります。また飛行機もいろいろな面での制約があり、改めてレガシーキャリアの良さを認識したところも多いものです。しかしそれでもパートナーと共に、釜山のエネルギッシュな雰囲気に触れ、地域の名産を堪能し、また大好きなホテルに宿泊することができることはやはり幸せなことです。LCCかつ近距離だからこそ可能なこういう旅も悪くないものだと思いました。

ただできることなら今度はもう少し余裕をもってこの町を訪ねてみたい、パークハイアット釜山自体ももっと満喫してみたい、そんな思いを旅の余韻と一緒に抱きました。それで良いのだと思います。そうしてまた新しい旅をあれやこれや心に浮かべながら過ごすのもまた一興なのだから。

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